研究・プロジェクト

それぞれの研究内容については追記していきます

インタープリテーション、資源保全のためのコミュニケーション 

インタープリテーションというコミュニケーション手法を用いて、自然・文化・歴史資源が持つ価値や意味をわかりやすく楽しく伝え、その資源について関わりや好ましさを持ってもらいたい。好ましく思うものや自分と関わりのあるものに対して、私たちは大切に想い丁寧に扱う。それはそのものの保全につながる。そのようなインタープリテーションは、どのようにするともっと力を発揮できるのか・・が研究対象。

来訪者体験

楽しさやレクリエーションのために訪れた場で、人はどのようなことを感じ、認め、考え、行動をするのか。来訪者の体験を社会心理学を用いて、感情、思考、行動の面から理解しようとする、レジャー、教育、ツーリズム分野の社会科学。来訪者は何から影響を受けているのか・・、来訪者は何を感じているのか・・、本物らしさ(オーセンティック)をどのように認識しているのか・・が研究対象。

インフォーマル・ラーニング(Free-choice learning)

学校教育以外の場は無限の学びの場である。自分でいつ、何を、どのように、どれくらい体験するのかを自分で決められる環境下では何をするのも自分の自由。そのようなFree-choice learningの場での学びについて、何が起こっているのか、どのように起こるのか・・、どのようにすると学びが深まるのか・・が研究対象。

インタープリター・ツアーガイドのトレーニング

来訪者へのコミュニケーションを担うのはほとんどがインタープリターとツアーガイド。インタープリテーションの技能をどのように高めていけるのか、インタープリターやツアーガイドにはどのような技能が必要かなど、エビデンスに基づいてトレーニング内容を決めることが重要である。資源の保全と来訪者体験を高められるインタープリテーションの技能とは何か・・どのような技能の向上が求められているのか・・が研究対象。

持続可能なツーリズム

自然・文化・歴史資源を損傷することなく体験し、その資源の価値と存在を尊重し、その資源がそのままの価値で維持されるように、訪れた人もその地域の人も楽しめるツーリズムの形。資源の保全、インタープリテーションの活用、コミュニティの強化・維持がなされるものがエコツーリズム(持続可能なツーリズム)。訪れた地の自然と文化が健全に保たれるツーリズム環境とは・・が研究対象。

インタープリテーション・サインの作成

文化をインタープリテーションする事例を作成。サインを通して、特定の文化が持つ意味や価値が伝わるようにする。事実情報だけではない、インタープリティブ(インタープリテーション的な)サインはどのように作成できるか、作成過程についても検討。対象地は金沢。金沢文化を表す、見えるもの(tangibles)として和菓子に焦点を当て、「和菓子」を通して「金沢文化」の意味や価値を伝えられるようにした。(和菓子のインタープリテーションではない。和菓子を用いて金沢文化を表す。)テーマの検討、決定から、サインのデザイン、作成まで、プロフェッショナルのインタープリター、デザイナー、画家(長谷川幸子氏、手塚幸恵氏、岡井ハルコ氏)のご協力で完成。ともなわせて、インタープリティブ・サインの作成教材も制作。

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